MLS副社長
クローディア O. ペレティ

スイス生まれで、母国語はフランス語。スペインの大学で言語学を専攻し、現在は日本で英語を教えている… 経歴をざっと書いただけで、一般の日本人からすると想像もつかないくらい「世界を股にかけて」活躍しているのが、MLS副社長クローディア・O・ペレティです。

フランス語・英語・スペイン語・日本語・ドイツ語・イタリア語を話すマルチリンガルです。

MLSには草創期より参画。当初は大人クラスだけだったMLSに、ジュニアクラスを作り上げたのがクローディアです。

当時は「子供の英語」と言えば「英語塾」などと呼ばれ、小学生を対象に「中学英語の前倒し」的なレッスン内容がほとんどでした。中学や高校の英語の授業でも、知識偏重の「学問としての英語」が主流の時代に、多言語国家であるスイス出身の視点から「外国語だからと言って構えず、もっと自由に、楽しみながら『自分の二つ目の言葉』という感覚で英語を習得できるように」という提言をし、対象を幼児にまで広げる道筋をつけたのがクローディアです。また、その豊富な経験を生かして、文部科学省や各地の教育委員会の主催する、小中高の英語科の先生向け研修での指導・講演なども行っています。

MLS独自の指導法「ドラマメソッド®」は、英語を教えるだけではなく、「英語を使って誰とでもコミュニケーションできる人を育てる」ことを目的としています。クローディアも、英語教育者としてだけではなく、「コミュニケーション強化トレーナー」「異文化交流トレーナー」としての顔も持っています。

これまでに、MBI(マッキンゼイジャパン主催)や西友、ナショナル・セミコンダクター・ジャパン、野村証券、マイクロソフトなど、様々な企業や団体で「海外の人とスムーズにコミュニケーションを図るには」というテーマで講演を重ねてきました。

クローディアは、いったん会社を離れると、日本人の夫との間に三人の子を持つ母親でもあります。家庭では、日本語・英語・フランス語を織り交ぜた「インターナショナルな」子育てを実施。そのおかげで子供たちは三カ国語を理解し、日本とスイスの間を自由に行き来し、また長女、次女ともイギリスの大学に進むなど、こちらもインターナショナル。

この「日本でのインターナショナルな子育て」の経験や、自身が子供のころに経験したヨーロッパの子育て・学校事情などを元に、「子供を国際人に育てるには」というテーマでも講演も数多く行っています。

「日本の子育てはこう、でも外国ではちょっと違う。どちらが良いとか悪いとかではなく、『違い』を認め合い、お互いに尊重するところから『真の国際交流』が始まる。日本と外国の『子育て法』の良いところを取り入れて、子供を『国際人』として育てましょう」と、分かりやすく語るクローディアの講演は、各地のPTAや保育士の研修などでも好評を博しています。

◆ 主催 / 対象 ◆ 講演のテーマ
日本生活者協同組合 コミュニケーション論
西東京市教育委員会 英語に親しむ活動
東京都教職員研修センター
宮崎県教育委員会
(文部科学省企画)
英語に親しむ活動の進め方 ドラマメソッド®の活用
東京都教職員研修センター 国際理解教育の研修
つくば市教員研修センター
(文部科学省企画)
英語に親しむ活動の進め方 ドラマメソッド®の活用
山梨県教育委員会
宮崎県教育委員会
(文部科学省企画)
英語に親しむ活動の進め方 ドラマメソッド®の活用
JASTEC(日本児童英語教育学会) ドラマを通して自己表現力の育成を
千葉県鴨川市公立保育園保育士 国際人としての子育て
静岡県富士地区私立幼稚園PTA連合会 国際人としての子育て
関東地区私立小学校教員研修会 英語に親しむ活動の進め方 ドラマメソッド®の活用

現在のクローディアは、MLS副社長として経営に携わりながら、今でも教務の最高責任者として講師のトレーニングや、MLSオリジナル教材の監修などを行っています。文部科学省などでの研修で自ら指導した小中高の英語科の先生方の声も生かし、MLSのカリキュラムを常にベストの状態に保つよう努力しています。

月刊誌 教員養成セミナー
[時事通信社発行]

2003 October Vol.26 No.2

 

新聞 産経新聞

2003 October Vol.26 No.2

 
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